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運用技術部門 先端運用技術ユニットの中尾 昌広 技師と山本 啓二ユニットリーダーがHPCIソフトウェア賞・普及部門賞・最優秀賞を受賞しました
運用技術部門 先端運用技術ユニットの中尾 昌広 技師と山本 啓二ユニットリーダーがHPCIソフトウェア賞・普及部門賞・最優秀賞を受賞しました
運用技術部門 先端運用技術ユニットの中尾 昌広 技師と山本 啓二ユニットリーダーがHPCIソフトウェア賞・普及部門賞・最優秀賞を受賞し、2025年5月30日の授賞式において表彰されました。
HPCIソフトウェア賞は、大規模計算などの計算科学分野の発展に貢献したソフトウェアのうち特に有益と認められたソフトウェアについて表彰されます。
受賞テーマは、「Open OnDemandの普及」です。
Open OnDemandは、Webブラウザを使ってスーパーコンピュータ(スパコン)を簡単に利用可能にするためのソフトウェアです。これまでスパコンを使うには、SSHというスパコンと自分のPCとを安全に接続するためのソフトウェアの準備を行い、さらにスパコン特有の使い方を学ぶ必要がありました。これらは初心者にとっては難しく、利用のハードルとなっていました。しかし、Open OnDemandを用いると、普段使っているWebブラウザからグラフィカルな画面を通じてスパコンを簡単に操作できます。

中尾 昌広 技師と山本 啓二ユニットリーダーのコメント
Open OnDemandは、アメリカのオハイオ州立大学によって開発されているソフトウェアで、私たちもその開発の一部に参加しています。私たちは、2022年に「富岳」へOpen OnDemandをいち早く導入しました。2025年現在は、東京大学と筑波大学が共同で運用する「Miyabi」、東京科学大学の「TSUBAME4」、九州大学の「玄界」など、さまざまなスパコンでも導入されています。Open OnDemandを用いると、どのスパコンでも同じ操作方法で利用できるため、ユーザの使いやすさが大きく向上します。このため、私たちは今後もOpen OnDemandの普及活動を続けていく予定です。
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(2025年6月13日)