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計算科学研究センターの予算について、ご紹介します。

(1)「富岳」の運用等に必要な経費

「富岳」の運用に必要な経費は、文部科学省が推進する革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築関連予算に含まれます。
令和2年度は、スーパーコンピュータ「富岳」について、Society5.0を支える中核的な計算機インフラとして令和3年度からの共用開始を目指し、運用調整等を行う運用経費としています。具体的には、より一層の効率化を図った上で、建屋や計算機システムの保守とその運転にかかる光熱水等のために必要な経費を計上するほか、計算科学研究センター職員の人件費、「富岳」のシステムの優勢を高めていく取組等の高度化に資する研究や分野横断的な共通基盤的研究の体制を充実するための経費等を盛り込んでいます。今後も効率的かつ効果的な執行を行って参ります。

(2)「富岳」の開発に必要な経費

我が国が直面する課題に対応するため、世界最高水準の汎用性のあるスーパーコンピュータの実現を目指しております。「富岳」の開発に必要な経費は、国費負担としてはアプリケーション開発を含め1,100億円程度を見込んでいます。