スーパーコンピュータ「富岳」って何?
家のパソコンとどう違うの?

スーパーコンピュータ「富岳」は、現在理化学研究所と富士通株式会社が共同開発を行っているスーパーコンピュータだよ。「京」の次のスーパーコンピュータとして開発されているんだ。2021年頃の運用開始を目指しているから、楽しみにしていてね!
実は、「富岳」もパソコンも、CPUやメモリ、ハードディスク、電源、冷却装置など、基本的なつくりは同じなんだ。大きな違いはCPUの数とCPUをつなぐネットワーク。パソコンは普通CPUが1個しかないけれども、「富岳」は15万個以上のCPUがつながるんだ。それぞれのCPUが同時に計算できるから、「富岳」は速く、たくさんの計算をすることができるようになるんだよ。

用語解説

  • CPU

    メモリに置いてある指示書(命令の列、プログラム)から命令を順番に取り出し、その命令に従ってコンピュータの各部分に指令(指示)を出す、コンピュータの頭脳。コンピュータの最も重要な部品で、たし算やかけ算をする演算装置も含まれている。

  • システムソフトウェア

    コンピュータの最も基本的で重要な動作(複数の人のプログラムをどういう順番で処理するか、コンピュータのどの部分をどのプログラムに使わせるか、いろいろなデータをどこに保存するかなど)の手順が書かれたプログラム。人間がコンピュータの基本的な動作を指示するのは大変なので、それを代わりにやってくれる。

  • プログラミング

    コンピュータにどういう動作をさせるか、その動作をどういう順番で行わせるかの指示書(命令の列、プログラム)を作ること。この指示書は計算機が理解できる言葉(プログラミング言語)で作られる。R-CCSの研究者は、FORTRAN、C、Python等のプログラミング言語をよく使用している。

  • ハードウェア

    コンピュータを形作っている金属部品やプラスチック部品を全部(機械部分)合わせてハードウェアと呼ぶ。ハードウェアだけではコンピュータとしての能力が発揮できない。ソフトウェアと合わせて初めてコンピュータが動作する。

  • アプリケーションソフトウェア

    人がコンピュータに仕事をさせるときに使う、最も身近なプログラムのこと。計算機のしくみを知らなくても、そのプログラムの使い方がわかれば利用できる。完成している(市販の)プログラムや、自分で作るプログラムがある。アプリケーション、アプリと言うことも。

  • コンピュータシミュレーション

    雲や惑星などの動き、建物や自動車など人工物の動き、心臓や筋肉などの臓器の動き、タンパク質やウイルスなどミクロな分子の動きを、数式を使って表し、それを計算機で解ける形に変形して、求める方法のこと。それらの動きをコンピュータでまねる。