トップページ 研究活動 研究チーム紹介 過去の研究チーム紹介 連続系場の理論研究チーム(藏増)
連続系場の理論研究チーム(藏増)
Englishチームリーダー 藏増 嘉伸(くらまし よしのぶ)
- 1995
- 東京大学大学院理学系研究科博士課程物理学専攻修了
- 1995
- 高エネルギー物理学研究所助手
- 2004
- 筑波大学講師
- 2007
- 筑波大学准教授
- 2010
- AICS連続系場の理論研究チームチームリーダー
- 2012
- 筑波大学教授(兼務)
研究概要
計算素粒子物理学に基づく新たな計算科学アルゴリズム・手法の開発と応
素粒子・原子核の研究はミクロの自然界の極限を究めようとするが、ビッグバン宇宙論を通じて初期宇宙や元素合成論の研究にもつながり、また量子性が本質的な役割を果たす点で原子・分子レベルの物質研究にも通じる点がある。当研究チームでは、素粒子・原子核の基礎理論である格子量子色力学(格子QCD)を中心とした計算科学研究を行っているが、その研究遂行のためには、アルゴリズムや計算手法の改良によって計算機の高い実効性能を追求する必要がある。しかしながら、現在のCPU のメニーコア化やそれ以上の並列化が要求される演算加速器を活用した階層的大規模並列計算機環境のもとでは、従来とは異なるアルゴリズムの開発や計算手法の開拓の必要性が認識されている。これらの課題を克服するために、アルゴリズムの研究開発を行う数値解析・応用数学分野、さらにはソフトウェア技術・計算機システムの研究開発を行う計算機科学分野との連携を図り、計算科学者・計算機科学者・数理科学者が三位一体となった分野横断的研究を推進する。