トップページ    イベント・広報    お知らせ一覧    Mohamed WAHIBチームリーダーがR&D100 Awardsを受賞しました

Mohamed WAHIB チームリーダー(高性能人工知能システム研究チーム)が開発に携わったマルチフィジックスソフトウェア「Flash-X」が、R&D100 Awardsを受賞しました。

米国のR&D Magazine 社が 主催するR&D100 Awardsは、最も権威のあるイノベーション賞のひとつとして、科学技術における優れた研究開発に与えられます。今年で60回目を迎えるこの賞には、世界各国から数千の応募があり、その中から100の研究開発が受賞となりました。

受賞対象となったFlash-Xは、高度に構成可能なマルチフィジックスソフトウェアシステムであり、さまざまな科学的分野における物理現象のシミュレーションに使用することができます。Flash-Xは、抽象化と非同期通信を利用して、近年増えているさまざまなヘテロジニアス(異機種混在)のハードウェア上で性能を実現しています。Flash-Xは、高エネルギー密度物理学(High-Energy Density Physics、HEDP)や超新星の研究、エクサスケールのためのコデザインまで、幅広いシミュレーション領域で科学の進歩を実現しています。

WAHIB チームリーダーは、「Flash-Xは、コンポーザブル・マルチフィジックスによるシミュレーションの恩恵を受ける科学者や技術者にとってより価値のあるツールとなるよう、現在さらに拡張中です」と述べています。

R&D100 Awards 2022 表彰状

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(2022年12月27日)