トップページ    イベント・広報    お知らせ一覧    膜ポンプによる膜輸送機構の普遍的概念の提唱

東北大学 多元物質科学研究所の張 玉霞 前助教、蔡 笑寒 博士課程学生、渡部 聡 助教、稲葉 謙次 教授(生命科学研究科、理学研究科化学専攻 兼担)、理化学研究所 計算科学研究センターの小林 千草 技師、同開拓研究本部 杉田 有治 主任研究員(計算科学研究センター 粒子系生物物理研究チーム チームリーダー 兼任)、および東京大学大学院 医学系研究科の包 明久 前特任助教、吉川 雅英 教授らを中心とした共同研究グループは、SERCA2bの新たな反応中間状態の高分解能構造を、クライオ電子顕微鏡単粒子解析という技術を用いて決定しました。詳細な構造解析の結果、SERCA2bの各反応中間状態には複数のコンフォメーションが存在し、それぞれが互いにオーバーラップさせながら反応中間状態の間を遷移するという新たなメカニズムを発見しました。このメカニズムはSERCA2bに限らず、他の膜ポンプや酵素においても普遍的に働いている可能性が考えられます。

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膜ポンプによる膜輸送機構の普遍的概念の提唱新しいタブでサイトが開きます(理化学研究所ウェブサイト)

(2022年12月7日)