トップページ  >  イベント・広報  >  お知らせ一覧  >  「富岳」を用いたCOVID-19の飛沫・エアロゾル拡散モデルが2021年ゴードン・ベル賞COVID-19研究特別賞ファイナリストに選出

計算科学研究センター(R-CCS)複雑現象統一的解法研究チーム 坪倉誠チームリーダーらによるCOVID-19の飛沫・エアロゾル拡散モデルが、米国計算機学会のゴードン・ベル賞のCOVID-19研究特別賞最終候補 (ファイナリスト)に選出されました。ゴードン・ベル賞は、スーパーコンピュータを用いた科学・技術分野の研究の中で、その年に最も顕著な成果を上げた研究グループに与えられる賞で、COVID-19研究特別賞は2020年に設けられたものです。

詳細は下記をご覧ください。

本研究の開始当時、完成間近であった「富岳」の計算資源を先行活用することで、ハイリスクが予想された日常のさまざまな場面における感染リスクについて、通常のスーパーコンピュータでは到底対応できない膨大なケースを詳細に分析することが可能となりました。そして、感染リスクの定量評価をデジタルトランスフォーメーションすることにより、実験室への物理アクセスが制限された緊急事態宣言下において、モデル作成から結果を得るまでを高速化し、感染状況に応じて社会が必要とする情報を的確なタイミングで、未知のウイルスに対するリスク評価と対策を提案しました。飛沫やエアロゾルの飛散の様子を見える化することで、飛沫エアロゾル感染についての理解と対策の重要性を啓発し、人々の行動に変化をもたらしたことは特筆に値します。

なお本研究は多くの研究支援や学術機関・産業界の協力にてなされたものであり、2021年現在においても継続中です。

また、ゴードン・ベル賞の最終発表は米国ミズーリ州セントルイスのアメリ カズ・センター及びオンラインで開催される国際会議において、現地時間11月18日(木)12時30分(日本時間11月19日(金)3時30分)より行われます。

パーティションの高さの影響(提供:理研・豊橋技科大、協力:京工繊大、阪大)

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(2021年11月9日)