トップページ  >  「富岳」について  >  「富岳」プロジェクト沿革  >  新型コロナウイルスの克服に向けて(2020年4月~2021年3月)  >  実施している研究課題と成果  >  室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(課題代表者;理化学研究所/神戸大学 坪倉 誠)

この課題について

新型コロナウイルスは、せきやくしゃみ、声を出すことなどで発生する飛沫のほか、これらの飛沫のうち非常に小さいものであるエアロゾルによっても感染が広がる可能性が示されています。感染のリスクを評価し予防対策を行うためには、こうした飛沫やエアロゾルの飛散経路を正しく推定する必要があります。

飛沫やエアロゾルの飛散経路は空気の流れや湿度、温度などの複合的な影響を受けるため、その推定には膨大な計算が必要になります。そこで、理研が開発し、「富岳」に実装を進めている超大規模熱流体解析ソフト「CUBE」を使って、これまでの計算機では困難だった高精度で大規模な飛散シミュレーションを実施します。

教室における飛沫飛散シミュレーションの例 (京都工芸繊維大学 山川教授提供)

通勤列車内、オフィス、教室、病室といった室内環境においてさまざまな条件下で感染リスクを評価し、空調や換気、パーティションなどを活用したリスク低減対策を提案するほか、シミュレーションの結果を動画化し、飛沫が具体的にどのように広がるのかを視覚的に理解できるようにすることで、感染防止に向けた認識や理解を広く普及させることが可能です。

通勤列車モデル

参考資料

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