講演内容は多岐にわたり、計算科学技術を軸に自然科学や応用物理に関する講演が行われました。各講演にて、質疑応答が活発に行われ、講演後にも様々な意見交換も多く見られました。また、ラップトップPCを用いたポスターセッションでは、各参加者が自分の研究内容の発表を行いました。スクールを通じて、勉学のみに留まらず様々なコミュニケーションが行われ、非常に活発で有意なイベントとなりました。
本スクールでは、メンター制度を採用しており、数名の参加者に対してスタッフまたは講師をメンターとして割り当て、研究活動やキャリアについて相談ができる環境が整えられています。スクール期間中には、メンタリングセッションが組み込まれており、各グループで様々な話し合いが行われました。また、自発的に活動することで海外の研究者とのコネクションを作ることができます。
スクールを通じて、講演を通じた学習をはじめ、研究発表や海外の参加者との意見交換、メンタリングによる研究活動・キャリアの相談等を網羅的に経験することができ、参加者にとって実りある期間となったようです。
事後のアンケートでは、『 HPC についてだけでなく、研究者としてどのようにして成長し、他の研究者と共同していくのかを学べた期間だった。』『多くの方言や非ネイティブの英語が飛び交う交流の場に参加できたのは、複数の地域から研究者が集まる本サマースクールだからこそ得られた経験 だった。』『プログラミングチャレンジにおいて、共同開発においての Git の機能を学び、実践することができた』などの高評価を得ました。