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システムソフトウェア研究チーム(石川)
Englishチームリーダー 石川 裕(いしかわ ゆたか)
- 1987
- 慶應義塾大学大学院工学研究科電機工学専攻博士課程修了(工学博士)
- 1987
- 通商産業省電子技術総合研究所(現 産業技術総合研究所)
- 1993
- 技術研究組合 新情報処理開発機構出向
- 2002
- 東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻助教授
- 2006
- 東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻教授
- 2010
- 東京大学情報基盤センターセンター長
- 2010
- AICSシステムソフトウェア研究チーム チームリーダー(兼務)
- 2014
- AICSシステムソフトウェア研究チームリーダー、フラッグシップ2020プロジェクトリーダー、同プロジェクトシステムソフトウェア開発チームリーダー
研究概要
高性能計算・ビッグデータ・AIのためのシステムソフトウェア開発
当研究チームは、スーパーコンピュータ「富岳」および将来のシステムに対して、ユーザ環境の継続性と利便性を考慮しながら先端的システムソフトウェアスタックの整備および研究開発を行っている。具体的には、以下のシステムソフトウェアスタックに取り組んでいる。
- OS カーネル
メニーコア型並列計算機向け軽量カーネルMcKernel を開発している。Linux API を有しLinux で動作するアプリケーションはMcKernel 上で効率よく動作する。現在、Intel 社の最新Xeon Phiで稼働しており、「富岳」への移植を進めている。 - 新プロセス・スレッド実行モデル
PiPと呼ばれる新しいプロセス・スレッド実行モデルを開発している。PiP実行モデルでは複数のプロセスが同一のアドレス空間を共有する。PiPはOSカーネルを修正することなくユーザレベルで実装されており、その移植性は非常に高い。 - MPI 通信ライブラリ
アルゴンヌ国立研究所が中心となって開発しているMPI 通信ライブラリの一実装であるMPICH 通信ライブラリを「富岳」に実装している。特に、「富岳」の通信ハードウェアを効率よく利用できる機構を開発している。 - ファイルI/Oミドルウェア
実時間ジョブ間ファイルI/O を実現するファイルI/OライブラリであるDTF を開発している。