私たちの大きな目標は、「京」をもっと多くのユーザーに使ってもらうことです。そのために、プログラム開発者がプログラムを、データ提供者がデータを持ち寄る「計算ポータル」を構築し、プログラムとデータをさまざまな組み合わせで多くのユーザーに使ってもらえるしくみを提供したいと考えています。また計算ポータルの開発と同時に、2つの基盤技術を研究しています。1つは、仮想化技術を用いて「京」の中に仮想的な「京」を何台もつくる研究で、もう1つは、まちがったプログラムを事前に検証する方法の研究です。これらにより、多くの人に計算ポータルを公平かつ安全に利用してもらうことが可能になります。