トップページ    イベント・広報    お知らせ一覧    【成果創出加速プログラム】4次元流体MRIで脳室内の複雑な水の動きを可視化し、水頭症の治療選択に活用

水頭症の脳室内の複雑な脳脊髄液の動きを4次元流体MRIで観察しました。これまで治療選択の根拠が明確ではなかった閉塞性水頭症と交通性水頭症に対する第三脳室底開窓術(ETV)と脳室-腹腔シャント術(VPS)の治療選択について、4次元流体MRIによる髄液の動態異常を観察することで、根拠を明示しました。

本研究は、名古屋市立大学、滋賀医科大学、東京大学、大阪大学、東京科学大学、東北大学、山形大学、富士フイルム株式会社の共同研究による成果です。本研究グループは、ヒトの脳血液循環と脳脊髄液の動きをコンピューター上でシミュレーションし、ハキム病(iNPH)などの水頭症、アルツハイマー病などの認知症、脳卒中などの脳環境代謝に関連する病態を解明すること(脳循環代謝数理モデルの確立)を目指す医工連携、産学連携の共同研究です。

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(2025年10月3日)