トップページ    イベント・広報    お知らせ一覧    【成果創出加速プログラム】非平衡理論を駆使しイオン伝導度計算の高速高精度化に成功

東京科学大学(Science Tokyo)総合研究院 化学生命科学研究所の佐々木遼馬助教、館山佳尚教授、クイーンズランド大学のデブラ・サールズ教授らの研究グループは、全固体電池の固体電解質などで重要となるイオンの協同運動を考慮したイオン伝導度を、従来の平衡分子動力学法(平衡MD法)シミュレーションに比べて100倍高速に計算できる「非平衡MD法」を開発しました。
本手法では、非平衡熱力学の理論に基づき、電解質内にイオンの協同運動効果を考慮した一定のイオンの流れを駆動することで、イオンの移動プロセスを数多く発生させ、その結果として、従来の手法に比べ短時間で十分な統計精度を持つイオン伝導度計算が可能となりました。

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(2025年2月20日)