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【成果創出加速プログラム】M87ブラックホールの1年後:流入ガスの乱れを捉える
【成果創出加速プログラム】M87ブラックホールの1年後:流入ガスの乱れを捉える
新潟大学大学院自然科学研究科/創生学部の小山翔子助教が参加する国際研究チーム「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーション」は、2017年と2018年の観測結果の比較からM87銀河の中心にある巨大ブラックホールについて理解を深めることに成功しました。
本研究では、1年の間に事象の地平面スケールで起こった現象を解析できるようにするため、理論シミュレーション画像を新たに12万枚も追加し、観測結果と照らし合わせました。その結果、M87ブラックホールの自転軸が地球とは反対方向を向いていることを再確認しました。そしてリングの最も明るい場所の変化には、ブラックホールの周囲を回転する降着円盤の乱流が重要な役割を果たしていることを示しました。これはブラックホール周辺の複雑な運動状態を解明する上で大きな前進となります。
詳細は下記リンクよりご覧ください。
- この研究は、「富岳」成果創出加速プログラム「宇宙の構造形成と進化から惑星表層環境変動までの統一的描像の構築
」の一環として行われました。
(2025年1月22日)