トップページ    イベント・広報    お知らせ一覧    【成果創出加速プログラム】連動して発生するプラズマ揺らぎをシミュレーションで解明

自然界では複数の揺らぎが連動して発生する現象がしばしば起こりますが、ドイツのASDEX-Upgrade実験装置において、高エネルギー粒子が引き起こしたと考えられる、二つのプラズマ揺らぎが連動して発生する現象が観測されました。核融合科学研究所のワン・ハオ助教、藤堂泰教授らはドイツのマックスプランクプラズマ物理研究所の研究者と協力し、核融合科学研究所で開発したシミュレーションコードを用い、スーパーコンピュータで二つの揺らぎの連動発生現象を再現することに成功しました。そして詳細な解析を行い、第一の揺らぎが成長すると、高エネルギー粒子の分布関数が大きく変形し、その変形が原因で第二の揺らぎが連動発生することを解明しました。高エネルギー粒子と揺らぎは、核融合エネルギーの実現に必要な高温プラズマの維持に深く関与します。本成果は、それらの研究に大きく貢献するものです。

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(2025年1月22日)