トップページ    イベント・広報    お知らせ一覧    閉会式を実施しました:夏の電脳甲子園「SuperCon 2024」 本選大会

2024年8月19日(月)から4日間にわたってオンラインで開催された夏の電脳甲子園「SuperCon 2024」 本選大会は、22日(木)に解答の提出が締め切られ、23日(金)に閉会式が行われました。

今年度は大阪大学のスーパーコンピュータ「SQUID」を利用したコンテスト形式での実施となり、参加チームはベクトル計算機の特徴を活かした高速化を目指して熱心に取り組みました。

画像:高校生・高専生「富岳」チャレンジ ~SuperCon本選出場者によるスパコン甲子園!~のロゴ

本選結果

閉会式では、成績発表が行われ、以下のような結果でした。

  • 1位 Calamari(筑波大学附属駒場高等学校)
  • 2位 tcAtCa(筑波大学附属高等学校)
  • 3位 KohakuCH(千葉県立長生高等学校)

1位に輝いた Calamari には、SuperCon 2024の表彰状のほか、文部科学大臣賞、情報処理学会若手奨励賞、電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ スーパーコンピューティング奨励賞の各賞、ならびに副賞が授与されました。

Calamari のメンバーからは、「去年悔しい思いをしたが、メンバーで協力して書いたコードで結果を出せてよかった」「去年の「富岳」と違う経験ができて楽しかった」とのコメントが寄せられました。

また、他の参加者からは、「普段使っていない技法で環境に慣れるのに苦労した」「知識が0だった技法を数日で学び、楽しくプログラミングできた」「去年うまく使えなかったOpen MPIを、今回は活かすことができた」「非常に貴重な経験になった」といった感想があがりました。

大会主催者のコメントより

東京工業大学 総括理事・副学長 佐藤 勲

社会に羽ばたくにあたって糧となる貴重な経験となること、この体験を活かして多いに活躍され、新しい情報化時代を切り開くことを期待しています。

大阪大学 総長 西尾 章治郎

英知を振り絞っての戦いで、大規模計算の世界を垣間見ることが出来たと思います。コンテストで得た知見を活かし、グローバルな視野、チャレンジ精神をもって活躍してほしいと願います。

東京工業大学学術国際情報センター センター長 伊東 利哉

4日間のコンテストを経て、チームの結束力が強まったことと思います。手応えがあった、フルに能力を発揮できなかった等の思いがあるでしょうが、今回の経験は貴重なことと思います。のびのびとプログラミングにトライできたこの経験を忘れないでほしいと思います。

東京工業大学 理事・副学長 渡辺 治

今回も面白い問題が出題され、みなさんが真剣に取り組む姿が見受けられました。このコンテストに参加した多くのOB、OGの皆さんは、IT企業やベンチャーなど、いろんなところで活躍されているように思います。
1995年の東工大による第1回開催から、2006年に大阪大学、2021年に理化学研究所と連携、発展してきたコンテストであり、今後の継続も祈念しています。

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(2024年8月27日)