トップページ    イベント・広報    お知らせ一覧    【成果創出加速プログラム】単一分子だけで異なる誘電応答性を示す結晶作成に成功

大阪大学大学院工学研究科の大学院生のLi Minghongさん(博士後期課程 研究当時)、燒山佑美准教授、櫻井英博教授、大阪大学大学院基礎工学研究科の松林伸幸教授、東北大学多元物質科学研究所の芥川智行教授らの研究グループは、お椀型分子スマネンのフッ素誘導体であるモノフルオロスマネン(FS)の結晶化プロセスにおいて、ボウル反転運動が周囲の溶媒の影響を受け、結果として結晶内部のフッ素配向が様々に変化することを明らかにしました。こうして得られた結晶は、フッ素配向に応じて顕著に異なる誘電応答性を示しました。

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(2024年2月27日)