伊藤伸泰 チームリーダー(離散事象シミュレーション研究チーム)らの論文が、2022年1月25日~27日に開催されたAROB-ISBC-SWARM 2022(27th International Symposium on Artificial Life and Robotics(AROB 27th 2022)・7th International Symposium on BioComplexity(ISBC7)・5th International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics(SWARM5))においてBest Paper Awardを受賞しました。
受賞した論文「Hot-spot analysis of Covid-19 infection using mobile-phone location data」では、新型コロナウイルスの感染拡大のホットスポットを探るために、ソフトバンク株式会社と共同して同社の携帯電話の基地局データを分析した研究の成果を報告しました。東京都23区内での2021年末から2022年初頭のいわゆる感染拡大の第4波の期間の分析から、繁華街・ビジネス街の人流が3週間後の新型コロナ感染陽性者の実効再生産数と相関があることを明らかとし、携帯電話基地局データを活用した感染対策への途を付けたことが、高く評価されました。