トップページ  >  イベント・広報  >  お知らせ一覧  >  Graph Golf 2021で中尾昌広技師らのチームが3期連続アワード受賞

運用技術部門 先端運用技術ユニット 中尾昌広技師と関西大学 花田良子准教授、修士1年 塚本雅生さんが、国立情報学研究所が主催するGraph Golf 2021において3期連続アワードを受賞し、11月24日にオンラインで開催された国際シンポジウムCANDAR '21で表彰されました。Graph Golfは、スーパーコンピュータを構成する計算機間をどのように接続するかというネットワーク構成(トポロジ)の効率的な設計のための競技会です。

前回までのGraph Golfでは、スーパーコンピュータ「富岳」などで用いられている直接網に関する問題のみが出題されていました。直接網とは計算機間をネットワークケーブル(以下、ケーブル)で直接接続するようなトポロジのことです。今回のGraphGolfでは、直接網だけでなく間接網に関する問題も出題されました。間接網とは計算機間をネットワークスイッチ(以下、スイッチ)とケーブルを介して接続するようなトポロジのことです。

向かって左から塚本さん、中尾技師、花田准教授

直接網の部門では「計算機数」と「各計算機が持つポート数」の組合せが、間接網の部門では「計算機数」と「各スイッチが持つポート数」の組合せが出題されます。それぞれの部門おいて、計算機間の距離の最大値と平均値が最小になるようなトポロジを設計します。また、間接網の部門では「用意するスイッチの台数」と「各スイッチに接続する計算機数」も決定する必要があるため、直接網の部門の問題よりも自由度の高い問題となっています。

理化学研究所と関西大学の共同研究チームは、両方の部門でアワードを受賞しました。共同研究チームが開発したソフトウェアは、トポロジに対称性を与えることで、複雑な問題を比較的簡単な問題に変換し、また計算機間の距離を求める時間を大幅に短縮します。さらに、間接網の部門においては、計算機を持たないスイッチを多く生成させる仕組みを導入することで、より良いトポロジを設計できる場合があることを実験的に明らかにしました。

共同チームが開発したソフトウェアは下記URLで公開しており、誰でも自由に利用することができます。

GraphGolfの解の例:
青色はスイッチとスイッチ間のケーブル、赤色は計算機と計算機-スイッチ間のケーブルを表す。

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(2021年11月26日)