トップページ    イベント・広報    お知らせ一覧    スーパーコンピュータ「富岳」が機械学習処理ベンチマークMLPerf HPCで世界第1位を獲得

理化学研究所と富士通が、スーパーコンピュータ規模の処理を必要とする大規模機械学習処理のベンチマーク「MLPerf HPC」の一つである「CosmoFlow」において、スーパーコンピュータ「富岳」の約半分の規模を用いて計測した結果、世界最高速度を達成し第1位を獲得しました。詳細は下記をご覧ください。

スーパーコンピュータ「富岳」が機械学習処理ベンチマークMLPerf HPCで世界第1位を獲得 ~深層学習モデルCosmoFlowの単位時間あたりの学習で世界最高速度を達成~新しいタブで開きます(理化学研究所ウェブサイト)

「MLPerf HPC」とは

「MLPerf HPC」は、機械学習アプリケーションを実行するシステムの性能リストを作成することを目的に、膨大な時間を要する大規模機械学習計算をスーパーコンピュータで行った際のシステム性能を評価するため、機械学習ベンチマークを実施するコミュニティである「MLCommons」によって2020年に策定された機械学習ベンチマークです。「MLPerf HPC」は、世界各国のスーパーコンピュータで利用されており、新たな業界標準として期待されています。

今回の「MLPerf HPC」では、以下の3つのベンチマーク・プログラムでの性能評価が実施されました。

  • CosmoFlow:宇宙の発展や構造の研究で用いる指標の一つである宇宙論的パラメータを予測する
  • DeepCAM:異常気象現象を特定する
  • Open Catalyst:触媒表面での分子の反応の様子を推定する

関連リンク

(2021年11月18日)