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「富岳」上のAI(人工知能)フレームワーク構築に向けた覚書を富士通株式会社と締結しました
「富岳」上のAI(人工知能)フレームワーク構築に向けた覚書を富士通株式会社と締結しました
理化学研究所計算科学研究センター(以下「理研」)は2019年11月25日、富士通株式会社(以下「富士通」)と、「富岳」上のAI(人工知能)フレームワーク構築を目的に「富岳試作機評価環境の利用に関する覚書」を締結しました。
「富岳」および「富岳」に搭載されるプロセッサA64FXにおいて、理研と富士通が協力してAIのためのソフトウェア基盤の研究開発を行うことで、「富岳」を中心とした世界トップクラスのAI学習・推論・利活用の計算機環境基盤を構築し、あらゆるAIアプリケーションを加速することが期待できます。

左:R-CCSセンター長 松岡 聡
【松岡センター長コメント】
「富岳」で開発されたA64FXは、ディープラーニングを中心としたAIの加速機能を備えていますが、その能力を最高に発揮し、かつ一般的なAIアプリで活用するには、ソフトウェア面の開発と最適化が不可欠です。
今回、チップの製造元の富士通とそのための覚書を結ぶことにより開発を推進し、更に他にも主要な協力社を得て、早急に超高速なAIソフトウェアを「富岳」やその商用機、A64FXを導入するクラウド等に展開し、ソサイエティ5.0の中心的なインフラとする所存です。
(2019年11月26日)