第35回全国高等専門学校プログラミングコンテスト(通称:高専プロコン)が2024年10月19日(土)~20日(日)の2日間、奈良市のなら100年会館で開催され、計算科学研究センター(R-CCS)は特別協賛としてブース出展を行い、スーパーコンピュータ「富岳」をはじめとするR-CCSの取り組みを紹介しました。高専プロコンは、全国の高等専門学校の学生が日頃のプログラミング経験を生かして、情報処理技術における優れたアイデアと実現力を競うコンテストです。
本コンテストは、全国各地から予選を通過したチーム(課題部門13チーム、自由部門25チーム、競技部門58チーム)によるコンペティション形式で行われました。プログラミング技術の高さ、先端技術に対する高度な取り組みに加え、回答や説明を通じたコミュニケーション力の高さも伺える、いずれも高専生とは思えない非常にハイレベルなプレゼンや競技が展開されました。
また、本コンテストには多数の企業が協賛・出展しており、R-CCSも、高専生が参加可能なスクールやセミナー、インターンシップ、海外でのコンペティション出場サポートプログラム、さらに学校の授業でも「富岳」が使えることなど人材育成事業の取り組みをアピールしました。話を聞いた学生は「授業であの「富岳」が使えると初めて知った。先生に相談する」と驚いた様子でした。
R-CCSでは、「富岳」をはじめとするスーパーコンピュータ等の運用を担う人材の育成・獲得に向けて、学校訪問での講演活動やインターンシップの受け入れ強化に取り組んでおり、今回の高専プロコン出展は手応えを感じるものとなりました。今後もこうしたイベント出展や各種スクール、きめ細かな説明を通して運用技術人材の育成に力を入れて参ります。