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シンポジウム「ポスト富岳で拓くアプリケーションの未来」(2025年3月25日・東京/オンライン)
シンポジウム「ポスト富岳で拓くアプリケーションの未来」(2025年3月25日・東京/オンライン)
文部科学省「次世代計算基盤に係る調査研究」事業として、2022年に4課題が採択され、次世代計算基盤のシステムの方向性や運用の在り方について調査研究が実施されてきました。
今回のシンポジウムでは、当事業の調査研究の結果を踏まえ、ポスト富岳時代におけるアプリケーションの開発・利用・開発体制などについて討論することを目的として開催されます。またポスト富岳においてアプリケーションで期待されるブレークスルーや成果について発信します。
開催日 | 2025年3月25日(火) |
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開催時間 | 13:00 - 18:15(予定) |
開催都市 | 東京都中央区/オンライン |
場所 | コングレスクエア日本橋 ホール C・D(〒103-0027 東京都中央区日本橋1-3-13東京建物日本橋ビル3階) |
アクセス | https://congres-square.jp/nihonbashi/access/ |
主催 | 理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS)、神戸大学大学院 理学研究科附属惑星科学研究センター |
共催 | 文部科学省 |
後援 | (予定) |
定員 | 現地参加については先着204名 |
使用言語 | 日本語 |
参加費 | 無料(意見交換会にご参加される方には参加費5,500円程度をご負担いただく予定です。後日ご案内します。) |
申し込み | 下記申し込みフォームから申し込みください。 |
参加登録 | https://forms.office.com/r/43v4zY2h0s |
登録締切 |
時間 | 内容 |
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12:30 | 受付開始 |
13:00-13:05 | 開会挨拶 下川辺 隆史(東京大学) 来賓挨拶 栗原 潔(文部科学省) |
13:05-13:35 | ポスト富岳として想定されるシステム概要 佐野 健太郎(理化学研究所)・佐藤 賢斗(理化学研究所) |
13:35-14:15 | 招待講演「太陽恒星大規模数値シミュレーションの今後の展望」 堀田 英之(名古屋大学) |
14:15-14:30 | 休憩 |
14:30-15:10 | 招待講演「住友ゴムにおける京・富岳活用事例紹介とポスト富岳への期待」 角田 昌也(住友ゴム工業株式会社) |
15:10-15:25 | 一般講演「実験データ融合生体分子構造多形解析ワークフロー」 徳久 淳師(理化学研究所) |
15:25-15:40 | 一般講演「シミュレーションとAIの連携による創薬計算: 基盤構築と実践」 寺山 慧(横浜市立大学)・荒木 望嗣(京都大学) |
15:40-15:55 | 一般講演「量子物質シミュレーションの将来像」 山地 洋平(物質・材料研究機構) |
15:55-16:10 | 一般講演「MN-Core プロセッサにおける NICAM ベンチマークの性能評価」 高屋敷 光(株式会社フィックスターズ) |
16:10-16:25 | 一般講演「MN-Coreアーキテクチャのためのプログラミングモデル」 中里 直人(会津大学) |
16:25-16:35 | 休憩 |
16:35-17:15 | 招待講演「『ポスト富岳』時代の天気予報」 計盛 正博(気象庁) |
17:15-17:30 | 一般講演「ポスト富岳が切り拓く格子QCDシミュレーション」 金森 逸作(理化学研究所) |
17:30-17:45 | 一般講演「次世代システムに向けた大規模地震シミュレーション研究開発の取り組み」 藤田 航平(東京大学) |
17:45-18:00 | 一般講演「星一つ一つまで再現した銀河形成シミュレーションへ向けて」 藤井 通子(東京大学) |
18:00-18:15 | 一般講演「HPC-AI融合時代における気象・気候シミュレーションの変革と挑戦:NICAMでの取り組み」 八代 尚(国立環境研究所) |
18:15-18:20 | 閉会挨拶 近藤 正章(理化学研究所) |
招待講演 概要
「太陽恒星大規模数値シミュレーションの今後の展望」 堀田 英之(名古屋大学)
太陽や恒星の内部は熱対流・磁場に埋め尽くされており、フレアや太陽・恒星風などの磁気活動の源泉となっている。これまでにこれらの現象の物理過程を理解するためにHPCを用いた多くの研究がなされてきたが、極端に広いダイナミックレンジを持つことから、いまだに多くの未解決問題が残されている。本講演では、これまでのこの分野の取り組みからポスト富岳への期待までを解説する。
「住友ゴムにおける京・富岳活用事例紹介とポスト富岳への期待」 角田 昌也(住友ゴム工業株式会社)
住友ゴムでは、「京」や「富岳」を活用し、タイヤ材料の分子レベルシミュレーションに取り組んでいます。本講演では、ゴムの粘弾性発現機構解明や高強度ゴム開発事例を紹介。得られた知見が、アクティブトレッドなどの革新的なタイヤ開発にどのように貢献しているかについて紹介します。また、ポスト富岳への期待として、AI連携による研究開発の加速化や、製品ライフサイクル全体最適化の可能性についても言及します。
「『ポスト富岳』時代の天気予報」 計盛 正博(気象庁)
気象庁は現在、2030年頃を目標に据えて気象業務が社会により貢献していくための取組を進めている。この取組において、富岳の活用が大きな後押しになってきた。2030年頃はポスト富岳の登場が期待される時期とも符合しており、気象庁もポスト富岳の活用に更なる期待を持っている。これら気象庁の取組内容やポスト富岳への期待を紹介する。
(2025年2月26日)