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講演題目

米国における気候数値モデルの開発状況報告

詳細
開催日 2019年3月25日(月)
開催時間 15:00 - 16:00
開催都市 兵庫県神戸市
場所

R-CCS 1階セミナー室

使用言語 発表は日本語、スライドは英語
登壇者

吉田 龍二

Unversity of Colorado Boulder, CIRES/NOAA ESRL

写真:吉田 龍二

講演要旨

米国における気候数値モデル開発の一例をご紹介いたします。発表者は米国エネルギー省SciDACプロジェクトを通してE3SMという全球モデル開発に参加しています。E3SMはエネルギー問題を解決するために,高解像度の地球環境シミュレーションを実施し、水循環,雪氷-海洋系,そして生物圏の理解を進めることを目的に開発されているモデルです。計算能力向上のために,機械学習やGPUコンピューティングにも力を入れており、米国エネルギー省の次世代スーパーコンピュータ「Shasta」で計算が実行される予定です。この次世代機はクレイ社によって発表されたばかりで,AMD,Intel,ARM,そしてGPUといった様々な計算コアが実装される予定です。モデル開発者は,まだ見ぬ次世代機に適用するため様々な手法を考えています。

(2019年3月13日)