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出荷開始

2019年12月2日、富士通株式会社はスーパーコンピュータ「富岳」の出荷を開始新しいタブで開きますしました。

「富岳」は石川県かほく市にある株式会社富士通ITプロダクツにて製造されています。完成した「富岳」の計算機ラックは、6台を1セットとしてトラックに積み込まれ、兵庫県神戸市の理化学研究所計算科学研究センターへと出荷されて行きます。写真は記念すべき第1号を積み込んだトラックが出発する直前の様子です。この日のためにオリジナルのラッピングが施された特別なトラックです。計算機ラックが結露しないよう、温度調節機能がついています。

写真:出荷直前のトラックの様子
出荷直前のトラックの様子

出荷式の様子

初出荷となる12月2日は、富士通ITプロダクツにて出荷式が行われました。

式典には理化学研究所計算科学研究センターから松尾浩道副センター長とフラッグシップ2020プロジェクトの石川裕プロジェクトリーダーが出席しました。テープカットが行われ、その後、計算機ラックが特製のラッピングトラックに積み込まれました。天候はあいにくの雨でしたが、「富岳」は皆様の暖かい拍手に見送られ、神戸へと出発して行きました。

写真:テープカットの様子
テープカットの様子
左から3番目が石川プロジェクトリーダー

松尾副センター長挨拶(抜粋)

本日は理研として待ちに待った「富岳」の搬出が始まります。石川県のみなさま、かほく市のみなさま、富士通のみなさまに心より感謝を申し上げます。みなさまが生み出した素晴らしい最初のラックを、明日神戸の計算科学研究センターにて責任をもって受け取らせていただきます。

石川プロジェクトリーダー挨拶(抜粋)

これまで開発に携わった富士通の皆様、製造工場ラインを緻密に準備くださった富士通ITプロダクツならびに関係者の皆様に感謝を申し上げます。この地で「富岳」が製造されることは大変心強いです。この後「富岳」の製造ラインがフル稼働していくと思いますが、関係者のご健康と「富岳」が滞りなく製造されることをお祈りします。

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