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「富岳NEXT」について
「富岳NEXT」について
English-AIとシミュレーションで未来を拓く-
「富岳NEXT」に求められる役割
近年、シミュレーションやデータサイエンスの進展に加え、生成AIの急速な普及により計算資源の需要が急増しています。また、AIやシミュレーション、自動実験、リアルタイムデータを組み合わせた新しい科学研究の重要性が高まるなど、必要とされる計算資源は一層多様化しています。こうした背景を踏まえ、新たなフラッグシップスーパーコンピュータとして、「富岳NEXT」には、従来のスーパーコンピュータが追求してきたシミュレーション性能をさらに強化するとともに、AIにおいても世界最高水準の性能を達成し、両者が密に連携して処理を行うことができる「AI-HPCプラットフォーム」となることが求められています。
「富岳NEXT」開発体制
また、システムソフトウェアを含めたソフトウェア開発は、三者連携による取組に加え、国際連携によるオープンな体制で実施する計画です。これらの取組により、AI性能(FP8)で世界発のゼダ(Zetta)スケールを達成する競争力のあるシステムを構築し、グローバルマーケットへの展開を通じた世界的エコシステムの形成を目指します。
「富岳NEXT」開発方針
「富岳NEXT」の開発においては、「次世代計算基盤に関する報告書 最終とりまとめ
」や「次世代計算基盤に係る調査研究
」の研究結果、さらに「富岳」の開発と運用による経験と教訓を踏まえた検討結果を基に、開発方針として、「Made with Japan」、「技術革新」、「持続性/継続性」を掲げ、推進していきます。
これらの開発方針を基盤に、次世代AI-HPCプラットフォームによる計算可能領域の拡張と「AI for Science
」による新しい科学の創出、先端AI技術・計算基盤における日本の主権確保、さらに半導体や計算資源のロードマップに基づく持続的研究開発を進めることで、世界的な「富岳NEXT」エコシステムを築き上げ、日本の半導体産業と情報基盤とさらなる強化を目指します。
運用方針
「富岳NEXT」は、2030年頃の稼働開始を目標に理研神戸地区隣接地に整備し、「富岳」からのシステム移行時においても計算資源が利用不可となる期間を極力生じさせない利用環境を整え、世界最高水準の計算性能・資源を安定的に提供し続けることを目指しています。また、量子コンピュータとの連携により新たな計算領域を拡大しつつ、最新の冷却技術の導入や再生可能エネルギーの活用を促進するシステム運用技術等を組み合わせることで、省エネルギー化、低炭素化を追求します。これらの取組に加え、AIによる運用および利用者支援をさらに進化させることで、計算基盤の持続性と効率性を確保し、誰もが利用しやすい研究環境を提供する計画です。
研究開発テーマ
アーキテクチャエリア
「富岳NEXT」の開発において、半導体製造技術やパッケージング技術、およびメモリ技術の動向を調査しながら、CPUや加速機構のマイクロアーキテクチャやメモリサブシステム、計算ノードアーキテクチャ、Scale-upやScale-outの相互接続網、全体システムなどの、主にハードウェア設計に関する研究開発を行う。特に、開発アーキテクチャに対するアプリケーション性能モデリングの研究を行いつつ、アプリケーションの特性を考慮して、ハードウェアシステムとアプリケーションの協調設計を実施する。
システムソフトウェアエリア
「富岳NEXT」の目標性能達成や高いユーザビリティ実現に向け、ハードウェアの潜在能力を最大限に引き出すシステムソフトウェアを開発する。開発成果はオープンソースとして公開し、国際的なOSSコミュニティとの連携を通じて継続的な開発とエコシステム形成を進める。また、開発環境、数値計算・通信基盤、AIソフトを有機的に統合し、次世代のHPC-AI融合基盤を創出する。
アプリケーション開発エリア
「富岳NEXT」を代表とする次世代計算基盤の協調設計を想定したHPCアプリケーション研究開発、開発支援、性能評価のためのベンチマークからなる、一連の研究開発を行う。また、シミュレーションとAI技術の高度な融合によるHPCアプリケーションの高速化・機能の拡張と強化を支える基盤技術の創出を目指す。これらの活動を効果的かつ効率的に行うための各種フレームワークの開発と公開を行う。
運用技術エリア
「富岳NEXT」を支える高効率なデータセンターの整備と、運用データの活用や自動化による高度なスーパーコンピュータ運用技術の研究開発を進める。データセンターとスーパーコンピュータを一体的に最適化し、信頼性と利便性の高い持続可能な計算基盤を実現する。
プレスリリース
関連リンク
「富岳NEXT」の表記ルールについて
下記のように表記統一をお願いします。
- 「富岳NEXT」
- FugakuNEXT
- "FugakuNEXT"
お問い合わせ先
fugakunext_info[at] ml.riken.jp- Emailの[at]は@にご変更ください。
