トップページ    イベント・広報    お知らせ一覧    【成果創出加速プログラム】理論計算によるホイスラー合金の包括的データベースを創出

国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)は、スーパーコンピュータ「富岳」などを用いた理論計算で、さまざまな機能性を発現することで注目されているホイスラー合金約28,000種を解析し、磁性・電子構造・格子振動安定性(フォノン安定性)を含む10万件超の物性情報を収録した包括的データベースを構築しました。従来見落とされていたフォノン安定性を含む多面的な指標で総合評価を行い、室温以上で安定な磁性合金およそ600種を新たに特定し、そのうち47種は高密度記録やスピントロニクス素子として注目される「補償フェリ磁性体」候補であることを明らかにしました。本研究で得られた計算データはウェブ上で一般公開しており、機械学習による新材料探索の加速につながると期待されます。

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(2025年9月18日)