理研R-CCSソフトウェアセンター

ソフトウェアセンターとは

理化学研究所計算科学研究センター(以下、理研R-CCS) ソフトウェアセンターは、理研R-CCSで開発されたソフトウェアの普及を支援する目的で2017年に設立されました。その使命は以下の2点です。
- スーパーコンピュータ「京」とその後継機「富岳」を含む多くのHPCプラットフォームで利用可能な、高品質なアプリケーション、ライブラリ、プログラミングツールなど(いわゆるR-CCSソフトウェア)を開発すること
- さまざまな分野の科学者やエンジニアからなるR-CCSソフトウェアユーザーを支援すると共に、連携してR-CCSソフトウェアを改良・強化すること

現在、R-CCSソフトウェアとして5本のアプリケーションとツールの普及活動に取り組んでいますが、このソフトウェアラインナップは順次拡充する予定です。

各R-CCSソフトウェアの講習会の予定と実績についてはこちら → R-CCSソフトウェア講習会

ソフトウェア紹介

  • FrontFlow/red-HPC

    大規模かつ複雑な形状を有する流れ場(自動車空力、ガスタービン等)を解析するための汎用熱流体解析ソフトウェア

  • GENESIS

    タンパク質、膜、核酸、糖鎖、それらの複合体など、生体内分子系のための分子動力学ソフトウェア

  • OACIS

    大規模シミュレーションのためのジョブ管理ソフトウェア

  • NTChem

    大規模かつ複雑な分子系に対する第一原理量子化学計算のための包括的なソフトウェア

  • SCALE

    地球・惑星の気候システムの解析やシミュレーションのための基盤ライブラリ

理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS)の建物の写真
理化学研究所の建物の写真