PCA拘束のTMD

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    • #6341

      yukoito
      Participant

      産総研の伊藤と申します。

      Y. Matsunaga, et al. 2012 で使われていた

      PCAで拘束をかけたTMDを行いたいのですが、

      この手法はatdynでのみ可能なのでしょうか?

       

    • #6342

      yasu
      Moderator

      伊藤さま

      ご質問ありがとうございます。お返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

      ご質問の通り Y. Matsunaga, et al. PLoS Comput. Biol. 2012では
      Principal Component空間(20次元)で、Q0からQ1へ向けて一直線にRestraintを動かす
      シミュレーションを行ってストリング法の初期パスを作っています。
      しかしすみません、この論文ではGENESISではなく、mu2libというソフトのほうを使っています。
      現在のGENESISでは、atdynは普通のPCA拘束に対応していますが(申し訳ないですがspdynはまだ対応してません、マニュアルを修正します)、
      Restraintを動かす(TMDともSteered MDとも呼ばれる)計算には対応していません。

      もし目的の構造へとにかく変化させたいということであれば、RMSDベースのTMDもしくはSteered MDが使用できます。
      マニュアルの Chapter6 Dynamics をご覧ください
      http://www.r-ccs.riken.jp/labs/cbrt/?smd_process_download=1&download_id=6320

      また、もしTMDのあとでストリング法を行いたいということであれば、
      rpath_generatorというセットアップツールがGENESISに付属していますのでそれをお使いください。
      rpath_generatorはTMD/SteeredMDのトラジェクトリを処理してストリング法の入力を作成します。
      簡単にですが、rpath_generatorについてTutorialで解説しています:
      http://www.r-ccs.riken.jp/labs/cbrt/tutorial/advanced_md_tutorials/tutorial-3-2/#324Prepare_inputs_forstring_method_rpath_generator

      他にご不明な点等ございましたら遠慮なくご連絡ください。

      松永

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