R-CCSでは、スーパーコンピュータ「富岳」を含む多くのHPCプラットフォームで利用可能な高品質なアプリケーション、ライブラリ、プログラミングツールなど(いわゆるR-CCSソフトウェア)の開発や、さまざまな分野の科学者やエンジニアからなるR-CCSソフトウェアユーザーの支援、またそうしたユーザーと共に連携してR-CCSソフトウェアを改良・強化することに努めている。
2020年度に公開したMPICH on Tofuについて、ベースとする MPICH のバージョンを最新化する作業 (リベース) を行なった。
2023年度には、以下の講習会のサポートを行った。
R-CCSソフトウェアのさらなる普及を図るため、Amazon社とMoUを取り交わし、「富岳」と同じArmアーキテクチャを採用するAWS Graviton3環境へ向け、GENESIS、SCALE、CUBEの移植を行なった。2023年度には、それらのアプリケーションの性能評価を行なった。
R-CCSで開発されたソフトウェアの普及を支援する目的で2017年よりR-CCSソフトウェアセンターの活動を行っている。2023年度には、7-2-1で述べた通り、「富岳」へ向けR-CCSソフトウェアの整備・公開を行った。