R-CCSでは、スーパーコンピュータ「富岳」を含む多くのHPCプラットフォームで利用可能な高品質なアプリケーション、ライブラリ、プログラミングツールなど(いわゆるR-CCSソフトウェア)の開発や、さまざまな分野の科学者やエンジニアからなるR-CCSソフトウェアユーザーの支援、またそうしたユーザーと共に連携してR-CCSソフトウェアを改良・強化することに努めている。
R-CCSの高度化研究の一環として、スーパーコンピュータ「富岳」を含む多くのHPCプラットフォームに向けて最適化、または開発したR-CCSソフトウェアを公開している。2021年度には、2021年3月に共用開始された「富岳」へ向け、以下の2つのR-CCSソフトウェアの整備を行った (2022年4月に公開済み)。
また、2020年度に公開したMPICH on Tofuについて、検証と性能評価を行った。その結果の一部を以下に示す。
2021年度には、以下の講習会のサポートを行った。
R-CCSで開発されたソフトウェアの普及を支援する目的で2017年よりR-CCSソフトウェアセンターの活動を行っている。2021年度には、7-2-1で述べた通り、共用が開始された「富岳」へ向けR-CCSソフトウェアを整備・公開するとともに、R-CCSソフトウェアの品質向上のためCI/CDプロセスを支援する開発環境の整備を進め、公開を準備中である。