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まとめ

「富岳」と「Society 5.0」~サステイナブルな社会の実現に向けて~

  • 朴 泰祐

    HPCIコンソーシアム理事長
    筑波大学計算科学研究センター長

    1992年より筑波大学計算物理学研究センター(2004年に現在の同大学計算科学研究センターに改組)に着任し、超並列システムアーキテクチャ及びシステムソフトウェアの研究開発、超並列アプリケーションの性能最適化の研究に従事。同センターにおいて、CP-PACS(1996年11月にTOP500において世界第一位)、FIRST、PACS-CS、HA-PACS/TCA、 Cygnus等のシステムを開発。その間、国内におけるスーパーコンピュータの研究開発に貢献し、また情報処理学会HPC研究会主査、国際会議HPC Asiaシリーズの運営委員長、高性能計算に関する各種国際会議議長を歴任し、高性能計算研究のプロモーションに貢献。現在、筑波大学計算科学研究センター長であると同時に、同センターの高性能計算システム研究部門主任、筑波大学と東京大学が共同運営する最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)副施設長、一般社団法人HPCIコンソーシアム理事長。「京」「富岳」のシステムアーキテクチャ設計作業部会に参加し、これらのシステム開発に貢献。2011年ACM Gordon Bell賞共同受賞、2020年Asia HPC Leadership Award受賞、2020年情報処理学会コンピュータサイエンス領域功績賞受賞。工学博士(慶應義塾大学)。

  • 松岡 聡

    理化学研究所
    計算科学研究センター センター長

    東京⼤学理学系研究科情報科学専攻、博⼠(理学)。東京⼯業⼤学・学術国際情報センター教授、産総研・東⼯RWBC-OIL ラボ⻑を経て、2018 年より現職。東⼯⼤・情報理⼯学院特任教授(兼職)スーパコンピュータTSUBAME 発で省電⼒等の指標世界トップランク。超並列計算機並列アルゴリズムやプログラミング、ビッグデータやAI 融合の研究に携わる。
    ⽶国計算機学会ACM フェロー(2011 年)、スパコン分野最⾼峰IEEE Sidney Fernbach 賞を⽇本⼈として初受賞(2014 年)、2020 年より三期連続・史上初世界ランキング1 位・四冠(TOP500、HPCG、HPL-AI、Graph 500) 達成のスーパーコンピュータ「富岳」の総責任者。

  • クロサカタツヤ

    株式会社企(くわだて)
    代表取締役
    慶應義塾大学大学院
    政策・メディア研究科 特任准教授

    1999年慶應義塾大学大学院(政策・メディア研究科)修士課程修了。三菱総合研究所を経て、2008年に株式会社 企(くわだて)を設立。通信・放送セクター、データビジネスに関する経営戦略や事業開発のコンサルティングを行うほか、総務省、経済産業省、内閣官房、OECD(経済協力開発機構)等の政府委員を多数務め、政策立案を支援。2016年より慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授、また2021年より公正取引委員会デジタルスペシャルアドバイザーを兼務。著書『5Gでビジネスはどう変わるのか』(日経BP刊)他。