コストや環境に対する影響、安全性や資源量などあらゆる面で優れたエネルギー源はありません。複数の革新的クリーンエネルギーシステムの実用化を進める必要があります。スーパーコンピュータ「富岳」により、巨大なエネルギーシステムの中で起きるさまざまな現象の過程を、条件を変えて何度でもシミュレーションできるようにします。そのようなシミュレーションにより、二酸化炭素(CO2)を出さない石炭火力発電の鍵となる石炭ガス化炉、低コストで耐久性の高い燃料電池、洋上の大規模な風力発電施設、核融合発電の実用化を加速します。
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- サブ課題A 高圧燃焼・ガス化を伴うエネルギー変換システム
- サブ課題B 気液二相流および電極の超大規模解析による燃料電池設計プロセスの高度化
- サブ課題C 高効率風力発電システム構築のための大規模数値解析
- サブ課題D 核融合炉の炉心設計
代表機関
東京大学大学院工学系研究科(課題責任者:吉村 忍 教授)
分担機関
豊橋技術科学大学、京都大学、九州大学、名古屋大学、立教大学、日本原子力研究開発機構、宇宙航空研究開発機構、物質・材料研究機構、自然科学研究機構核融合科学研究所、みずほ情報総研株式会社、株式会社風力エネルギー研究所