3.1.4. リソース割当情報表示¶
[名前]
resourceinfo - 割当リソースの関連情報を表示する
[書式]
resourceinfo [オプション]
※-g, -u, -rscunit, -rscgrpの複合指定はAND検索、同一オプション内での複数指定はOR検索になる。
[説明]
resourceinfo コマンドは、課題に割り当てられている計算リソースに関連する情報を表示する。
プロジェクト責任者及び対象グループの上位のテーマ管理者、サブテーマ管理者はグループに属するメンバの割当リソース情報を表示可能である。
システム管理者はシステムに登録されている全メンバの割当リソース情報を表示可能である。ただし、 システム管理機能 に記載されている管理者権限が付与されている必要がある。
なお、オプション指定なしの場合はプロジェクト責任者、システム管理者、テーマ管理者、サブテーマ管理者であっても自身のリソース情報のみ表示する。
【リソース割当設定例】

【出力結果】
No
項目名
属性
備考
1
RTYPE
半角英字
リソースタイプユーザ:USERリソースグループ:RSCGユーザ-リソースグループ:USER_RSCG2
GROUP
半角英数字記号
グループ名
3
USER
半角英数字
ユーザ名グループ、ジョブタイプ指定時はNULL4
RSCUNT
半角英数字
リソースユニット名グループ、ユーザ指定時はNULL5
RSCGRP
半角英数字
リソースユニット名グループ、ユーザ指定時はNULL6
LIMIT
数字
計算リソース枠(ノード数×経過時間制限値)※課題において、ジョブ投入可能な計算リソースの上限値が表示される。
【リソース割当情報表示例】
"RTYPE","GROUP","USER","RSCUNT","RSCGRP","LIMIT" ・・・ ヘッダ行
"RSCG","grp01","","common","small",100 ・・・ リソースグループに対する割当
"USER","grp01","user1","common","","" ・・・ ユーザに対する割当
"USER_RSCG","grp01","user1","common","small","" ・・・ ユーザとリソースグループの組み合わせに対する割当
[オプション]
-g グループ名...
グループ名を指定する。スペースに続けて複数指定が可能であるが、アスタリスクを使用した前方/中間/後方一致指定はできない。完全一致指定のみ可能である。
-u ユーザ名...
ユーザ名を指定する。スペースに続けて複数指定が可能であるが、アスタリスクを使用した前方/中間/後方一致指定はできない。完全一致指定のみ可能である。
-rscunit リソースユニット名...
計算リソースの使用を確認したいリソースユニット名を指定する。スペースに続けて複数指定が可能であるが、アスタリスクを使用した前方/中間/後方一致指定はできない。完全一致指定のみ可能である。
-rscgrp リソースグループ名...
計算リソースの使用を確認したいリソースグループ名を指定する。スペースに続けて複数指定が可能であるが、アスタリスクを使用した前方/中間/後方一致指定はできない。完全一致指定のみ可能である。
--help
コマンドのヘルプ内容を表示する。
[復帰値]
正常時: 0
異常時: 1
[備考]
なし。
[使用例]
【例1】 ユーザuser1でログインし、オプションを指定せずに表示する
[login]$ resourceinfo
RTYPE,GROUP,USER,RSCUNT,RSCGRP,LIMIT
“USER”,”group01”,”user1”,”ru1”,”rg1”,”60”
オプション指定なしの場合は、プロジェクト責任者、システム管理者であっても自身の割当リソース情報のみ表示可能である。
【例2】 ユーザuser1でログインし、オプションを指定して表示する
[login]$ resourceinfo -g group01
RTYPE,GROUP,USER,RSCUNT,RSCGRP,LIMIT
“RSCG”,”group01”,””,”ru1”,”rg1”,”80”
“RSCG_USER”,”group01”,”user1”,”ru1”,”rg1”,”60”
“RSCG_USER”,”group01”,”user2”,”ru1”,”rg1”,”40”
“USER”,”group01”,”user1”,”ru1”,””,”60”
“USER_RSCG”,”group01”,”user1”,”ru1”,”rg1”,”60”
“USER”,”group01”,”user2”,”ru1”,””,”40”
“USER_RSCG”,”group01”,”user2”,”ru1”,”rg1”,”40”
オプション指定ありの場合で、かつプロジェクト責任者、システム管理者であれば、プロジェクト責任者はグループに属するメンバの割当リソース情報を、システム管理者はシステムに登録されている全メンバの割当リソース情報を表示可能である。
【例3】 ユーザuser2でログインし、オプションを指定して表示する
[login]$ resourceinfo -g group01
RTYPE,GROUP,USER,RSCUNT,RSCGRP,LIMIT
オプション指定有無に関わらず、利用者は自身の割当リソース情報も表示不可能である。
【例4】 ユーザuser1でログインし、特定ユーザの割当リソースを表示する
[login]$ resourceinfo -g group01 -u user2 -rscunit ru1 -rscgrp rg1
RTYPE,GROUP,USER,RSCUNT,RSCGRP,LIMIT
”USER”,“group01”,”user2”,”ru1”,”rg1”,”40”
課題group01のプロジェクト責任者は、グループに属するメンバの割当リソース情報を表示可能である。なお、-g, -u, -rscunit, -rscgrpの複合指定はAND検索、同一オプション内での複数指定はOR検索になる。
【例5】 ユーザuser1でログインし、複数ユーザの割当リソースを表示する
[login]$ resourceinfo -g group01 -u user1 user2 -rscunit ru1 -rscgrp rg1
RTYPE,GROUP,USER,RSCUNT,RSCGRP,LIMIT
”USER”,“group01”,”user1”,”ru1”,”rg1”,”60”
”USER”,“group01”,”user2”,”ru1”,”rg1”,”40”
課題group01のプロジェクト責任者は、グループに属するメンバの割当リソース情報を表示可能である。なお、-g, -u, -rscunit, -rscgrpの複合指定はAND検索、同一オプション内での複数指定はOR検索になる。