1. プリポスト環境

プリポスト環境 は、富岳本体システムを用いたジョブの実行前もしくは実行後に、入出力データのプリ・ポスト処理(可視化、データ変換等)を行うための周辺サーバ群です。

主に以下のような特徴があります。

  • 一般的なIAサーバで構成されているため、多数のオープンソースソフトウェアを移植なしに利用できます。

  • 富岳本体システムのユーザホーム領域と共通化されており、プリポスト環境とログインノード(富岳本体システム)間でのファイル転送は不要です。

  • GPUノード および 大容量のメモリを搭載したノード より構成され、ログインノードでは性能やリソースの不足により実行が困難であった様々な処理が可能です。

  • ジョブスケジューラとして、SLURM Workload Managerを導入しています。 バッチ処理 および インタラクティブ処理ログインノード よりSLURMコマンドを用いることで実行することができます。

1.1. 表記

本マニュアルでは、富岳システムの複数の周辺サーバを使用したコマンド例を示します。コマンドがどのサーバで実行されたか明確にするために、コードブロックにおいて、以下のプロンプト表記を使用します。

プロンプト

利用端末

[Login]$

ログインノードでのコマンド実行

[PP]$

プリポスト環境 計算ノード(共通)でのコマンド実行

[GPU]$

プリポスト環境 計算ノード(GPUノード)でのコマンド実行

[MEM]$

プリポスト環境 計算ノード(大容量メモリノード)でのコマンド実行

注意

本マニュアルでは、特段の断りがない限り、計算ノード と記載した場合は、プリポスト環境の計算ノードのことを意味します。

1.2. 改訂履歴

詳細はこちら 改訂履歴 をご参照ください。

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