理化学研究所 計算科学研究センター

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熱帯域におけるマッデン・ジュリアン振動の1ヵ月予測が実現可能であることを実証

マッデン・ジュリアン振動(MJO(※))は、熱帯域における主要な大気変動であり、全球に影響を及ぼします。今回「京」を利用して、地球全体で雲の生成・消滅を詳細に計算できる全球雲システム解像モデル「NICAM(ニッカム)」による数値実験を実施し、約1ヵ月先まで有効な予測が可能であることを実証しました。本成果によりNICAMの優れたMJO予測精度が初めて実証されたことから、地球規模の大気変動の様子を早期に把握できるようになり、日本付近の季節予報や台風発生予測の精度向上にも貢献することが見込まれます。未だ解明されていないMJOのメカニズムについても、観測では捉えきれない部分を本シミュレーションデータが補完することにより、その本格解明に向けて大きく寄与することが期待されます。

※マッデン・ジュリアン振動(MJO): 主にインド洋で発生する水平規模が数千㎞にも及ぶ巨大な積乱雲群が赤道に沿って東進する、周期が30~60日の大気変動

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