理化学研究所 計算科学研究センター

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Events/Documents イベント・広報

第13回「大気科学とその大気質への応用国際会議」 (11月11日〜13日 ASAAQ13) 開催報告

大気科学とその大気質への応用国際会議

2015年11月11日〜13日に「第13回大気科学とその大気質への応用国際会議 」(ASAAQ13) が神戸国際会議場で開催されました。参加者は中国、台湾、インドなどのアジア地域に加え、アメリカ、メキシコなどの21カ国の国と地域から195名が参加し、106件の口頭発表と76件のポスター発表が行われました。12日には、エクスカーションとして、京コンピューターの見学のため理研AICSにも訪問しました。

急速な都市の発展を背景に1985年から開催される国際会議

先進国はこれまでに、急速な都市発展の代償として光化学スモッグや酸性雨に代表されるような大気汚染問題を経験してきました。また、アジア諸国などでは、今まさにこれらの問題に直面し、大気環境の改善は喫緊の課題となっています。悪化した大気環境は人の健康や命をおびやかし、周辺環境にも様々な影響を与えます。当会議では、地域の大気環境の改善、及び、地球規模の環境問題の解決に貢献することを目的として、2、3年に1回の頻度で開催が続けられ、国際的な情報交換や共同研究を推進する場となっています。

ASAAQ13について

基調講演として、総合地球環境学研究所の安成哲三所長からはFuture Earthの概要とアジア域におけるFuture Earthプロジェクトの重要性ついて、アイオワ大学のCarmichael教授からは、大気中のガス・エアロゾル等化学物質による気候・気象への影響と、その見積もりの不確実性低減のための方向性など、最新の知見と動向に関する講演がありました。また、1日目の午後には、都市域における気候変化の影響及び適応策に関するセッションが開催されました。これらの発表に代表されるように、大気環境問題は地域からグローバルな問題へと発展してきましたが、さらに周辺分野との相互作用の科学的理解や具体的な適応策検討のための社会科学者・行政機関との協力が重要な段階にきており、学際的な分野へとさらに発展してきていることが印象的でした。

次回は2017年フランス・ストラスブールの予定です。

URL:  http://www.metsoc.jp/asaaq13/
主催: ASAAQ13国内組織委員会
共催: 日本気象学会、国立環境研究所、理化学研究所 計算科学研究機構
後援: 日本エアロゾル学会、日本大気化学会、大気環境学会、日本学術会議